着物を沢山お持ちのお母さんから頂いた一枚の黒留袖です。
お客様サイズに仕立て直しをしてほしいと注文を頂きました。
着物を全部解いて洗い張りをします。着物全体を水で洗いたかったのですが、紋を入れた時の水性の溶剤が生地に溶け出す恐れがあるので、いったん、油性の溶剤を使い、着物を洗いました。
取れ切れなかった汚れやシミはエリアごとに分けて手作業で行い、着物に付いたアイロンなどの折れスジは湯のしなどで取り除き、生地を仕立て直せる状態にまで戻しました。
身巾寸法は後巾が8寸、前巾6寸の標準寸法だったので、柄合わせ もも綺麗に合わす事が出来ました。