着物の仕立て
雪輪に吉祥文様の訪問着
雪の結晶の六角形の輪郭を円形に描いた美しい文様の訪問着です。
薄紫色の紋綸子地に華やかさのある小付け模様。小付け模様ながら、着物全体を金彩加工で煌びやかに演出しています。
その雪輪の中にはお目出たい吉祥文様の宝尽くし文様や花文様・有職文様が入れられてた訪問着です。
雪輪文様は、着物の前身頃の胸、裾、右前後袖に十二箇所に雪が空から舞い落ちるが如く、可憐な趣を呈しています。
見ている人まで幸せな印象を与えてくれます。
この訪問着の仕立てについてですが、仕立てで工夫したところは、柄合わせです。今回は、寸法の加減で衽・背・はもちろんのこと、衿・袖付け・脇も綺麗に柄合わせが出来ました。
寸法によっては柄合わせが出来ないこともあります。