着物の仕立て 伊藤和裁 着物の仕立て 仕立て事例132 縮緬地の色無地の仕立て 浜縮緬の色無地を仕立てました。浜縮緬は、滋賀県の長浜で織られています。 その多くは、地模様の無い白生地です。白生地はご自分の好きな色に染めて、仕立てて、着れるので遊び心満載です。 色無地の色目は『路考茶』(ロコウチャ)、江戸時代の日本人が愛好した茶色の一つです。 シンプルな色無地ほど、仕立てには気を使います。 縮緬はいくら注意しても、縮みが出てしまいます。初めに丁寧に地のしをするところから掛かります。袷の長着ですと、裏との釣り合いも難しく、縫い縮みを極力抑えながら仕立てています。 |←前の事例|次の事例→|