着物の仕立て 伊藤和裁 着物の仕立て 仕立て事例89 お仕立て事例 - 絽の訪問着の仕立て 盛夏に着る絽の訪問着です。上前衽から、前身頃、後身頃から下前衽まで柄が合います。単衣の仕立ての気遣いは、縫い代の始末と背伏せの色です。縫い代を三つ折りぐけする時、表の柄と重なれば良いのですが、そうでない時は、布をはさみ入れたりして、表から映らない様に工夫します。 背伏せの色合わせは、表地の色に合わせて、背伏せを付けるのか、長襦袢の色に合わせて背伏せの色を付けるのか、仕立てる私共も迷うところです。 |←前の事例|次の事例→|