着物の仕立て 伊藤和裁 着物の仕立て 仕立て事例88 お仕立て事例 - 綸子桜色地絵羽模様訪問着 訪問着の仕立てをしました。生地は綸子地、地色は桜色に染まっています。文様は植物文様の四季草花と器物文様の扇面、貝桶、蛇籠の文様取り合わせです。これらの文様を絵羽模様の柄付で着物全体に表現しています。特に背中から袖にかけての肩巾と袖巾の寸法を割り出して、柄合わせ中心のサイズで仕立てました。衽と前身頃の柄の高さを着姿が美しく見らてる様に考えて、裾線の位置を決めました。その時に注意するのは、柄が途中で切れないように決める事と背の柄とのバランスを考えて、仕立て上げます。 |←前の事例|次の事例→|