着物の仕立て
お仕立て事例 - 木目絞り大島紬
泥染めの大島紬きものに木目絞りの絞り技法を加え、後書きで枝垂れ桜を右袖表裏、着物の裾の部分、前後一面にそして、着物全体に桜の花びらがチラチラと散っている様を墨描きで描かれています。先染め(泥染め)の大島紬着物だけでも十分に高価なお召し物になるのに、大変贅沢に手書きで枝垂れ桜を描き、絞りの技法を使い生地に凹凸をつけて、桜の模様を大島紬全体を立体感や遠近感を出しいます。泥染めの職人さん、木目絞りの職人さん、そして、染色作家の墨描きと着物布に模様を表現するだけで少なくとも3人の職人さんが携わっている大変手の込んだ大島紬です。そんな大島紬着物ですが、仕立てに関しては生地に絞りの凹凸があって、少しだけ縫い難かっただけで、後はあまり難しいとか大変と言うところは無く綺麗に仕立て上げました。