一つ身の祝い着を、5歳の男の子に着せると、近年の子供は大きいので、少し無理があります。数え年の4歳でされるとどうにか着ることが出来ます。思い出の祝い着を羽織にされ、あとの着物、袴は、レンタルでと言うお客様も多くなってきました。
ご依頼の一つ身は、立派なお品ですから、羽織に仕立て直しを希望されました。
私ども、伊藤和裁で考案した方法で、肩に足し布をし、マチを広くとって、仕立てる方法です。
足し布は、肩揚げで隠れるようになっていますので、殆ど気になりません。
この仕立て直しは、まず、一つ身を解いて、湯のしを掛けてから仕立てます。