着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例42

男物長着と羽織(アンサンブル)


男物と女物の違いはおはしよりが無く、対丈で着るので、残り布は 身頃の内揚げに入れておきます。
用尺は、アンサンブル用の織物で六尺内外あります。長着と羽織に裁ち合わせします。羽織丈に長着のマイナス一尺三寸内外です。写真の長着は、羽織の衿は、並巾で仕立てますが、背の高く大きな方の為、羽織の衿を半分に裁ち合わせ、長着の方に利用しております。衿の中に芯をして、別布を補います。丈も一杯の為に身頃の内揚げも無しで仕立てました。