着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

羽織り

袷羽織の仕立て


羽織を美しく着用するには、着物と羽織の色、柄のバランスを考えましょう。無地の着物に柄の羽織、縞の着物に小紋柄の羽織など、反対調子を組み合わせます。色は反対色の組み合わせと同系色の濃淡の組み合わせが羽織、着物の組み合わせの良いバランスです。羽織り丈は流行があることも憶えておいてください。
基本の羽織の仕立てる手順は袖を縫い、次に身頃の後胴ハギ、前胴ハギ、前下り、背縫い、マチのハギ、後マチ付け、前マチ付け、背とじ、マチ上と身八つ口の縫い、マチの中とじ、袖付、衿、肩、衿付回りの中とじ、衿付けで出来上がりです。衿付けの注意点は羽織のポイントは衿の返り具合です。

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