着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

羽織り

無地っぽい着物が映える羽織


小紋の生地で羽織りを仕立てました。小紋地の柄は花の丸と言います。植物文様のひとつで、草花を円形に収めた古典植物文様です。
梅・椿・菊・水仙・桔梗・杜若(かきつばた)などあらゆる花を文様かすることができます。
色無地や無地の羽織り、無地の振袖などに刺繍紋として、背中に1つ、背中と胸に3つ、背中と胸と両袖後ろに5つと紋を入れたりします。
大変、可愛いですよ。
今回の花の丸には、菊がたくさん入ったもの、牡丹、椿、梅の枝丸、上がり藤の4つで彩られています。
地色が濃い紫に近い紺色に鮮やかな花の丸が羽織り一面に華やいでいます。
無地っぽい着物が似合う羽織りです。

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