着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例47

作務衣上下と野袴の仕立て


作務衣上下と野袴の三枚を仕立てました。作務衣には、いろいろなデザインがありますが、見本が無い場合は、私どもお任せのデザインでお仕立てをします。今回は、見本付き、お客様のご希望で、この様なデザインに仕立てをさせていただきました。
袖付けの舟底型の袖と身丈が少し長めですので、後ろ中心にスリットを入れてあります。野袴は、腰板を付けていませんが、腰ひも、相引きを付け、前ひだを三本づつ付け、裾もひもを通し、足首が絞れるようにしています。股には、四角い布を付け、マチをし、動きやすく仕立ててあります。袖無しの上着は、衿は返らず、紐で結びます。中の袖が綺麗に出来るように考慮した作りにしています。