着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例20

男女ペアの男性用浴衣


全く同じ浴衣地の反物二反を使って、男物と女物浴衣の仕立ての注文を頂きました。女性のお客さまからのお問い合わせ、御注文です。京都のお客様です。
浴衣を仕立てる前に届いた反物に折りキズ、色ヤケ、シミや汚れがないかをチェック します。これら等があればお客様に連絡して、支持を仰いだり、アドバイスや相談したりして作業を進めます。(折りキズ、シミ、汚れなどは寸法を割り出しして縫い代に隠したり、着用した時に見えにくところに持って来るように工夫します。)
次にすることは、お客様のご希望通りの寸法 に出来るが実際に見積もります。
男物の仕立ては女物とは違い、着丈寸法に仕上げます。

女物の様に袖振りが無く、袖付が袖丈より(2寸5分)上がったところまで身頃に縫い合わされているために抱き巾をゆったり取った方が着易く、動きやすいので、そんな工夫を入れて仕立て上げました。