着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例1

男物大島紬アンサンブルの仕立て


鹿児島産の本場大島紬を男物羽織と着物に仕立てました。
これが、定番の男大島紬A/Sの仕立てです。
男物着物地、本場大島紬地は糸から染める先染め、それも泥染めが主流です。

男物羽織の基本的な仕立ては、袷仕立てで、丈が長く表地は、反物全部を用いて、裾の折り返しを多くし、衿は並幅をたたみ込み、裏地はおよそ半反を用いて仕立てます。
男物着物は、女物着物との違いは、丈は対丈にし、振り、身やつ口がなく、袖には振りを縫いふさいだ形の人形仕立て、衿は、身幅と袖幅がおよそ2cmずつ広く、袖口、袖付けが大きくなっています。