着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

子供用着物

女児の浴衣の仕立て


暑い夏のお祭りや花火のイベントにお子様の浴衣姿は可愛いものです。6月の中旬辺りから、呉服屋さんやネットなどで色々な絵柄の浴衣地が見られます。お気に入りの浴衣地がありましたら、仕立ては伊藤和裁で宜しくお願いします。
今回の子供物仕立ても浴衣地はネットで買われ、仕立ては私どもでさせて頂きました。ピンクの色目に花火の絵柄の生地です。お客様のお希望は、現在、お子様は11歳、身長138㎝ですが、「身長150cm位まで、成長しても仕立て直せる様に身丈や裄丈を考えて仕立てて下さい。」 との事です。
仕立てについてですが、袖丈は長袖にし、袖の丸みは大きい方が可愛いく見えます。お子様が元気良く動き回っても、衿元が肌蹴たり、着くずれしない様に紐を取り付けています。今回は白色のナイスで作り、取り付けました。身長から割り出した着丈に腰揚げとして、8寸位プラスして、裁ち切り身丈を決めます。今回は希望着丈の差があり、腰揚げの量が多すぎるとおかしいので、考慮して内揚げを作っています。裄も肩揚げ分を考えて、肩巾、袖巾を決めます。着丈、裄丈を長めに仕立て、腰揚げ、肩揚げをする事で可愛くなります。格好の良い腰揚げ、肩揚げの位置は年齢と体格によって、位置と深さを考えて仕立てるのが良い仕立て方です。

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