着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

子供用着物

祖母から孫の姉妹へ


広島県のお客様です。お客様の振袖でお孫さん姉妹の七五三用の子供物着物を仕立てました。
まず、四つ身(七歳用)を重視して仕立て直しました。振袖の袖をお姉ちゃん用は袖丈2尺、妹さんの袖丈は1尺にしました。お姉ちゃん用は振袖の前身頃の裾の柄を衽と合わせながら縫いました。裾の部分は折り返して共八掛けとして使っています。この四つ身の前身頃の柄合わせを考えて、衿肩明きを後ろへ廻して仕立てています。
後身頃の背は振袖の前衿肩明き分、全部カットしてしました。一つ身(妹さんの衿につかう為)の着物を柄を合わせて仕立てる為です。難しい仕立てです。大人が着る為に柄付けや柄合わせをした振袖を子供用に仕立てる。ただ仕立てるだけではなく、柄合わせをして、キッチリと仕立て上げる。それも子供用二枚分!写真の柄合わせをご覧ください。大変良く出来上がってると自負しております。

←前の事例次の事例→