着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

子供用着物

初着を七五三使用に


子供物着物に紋の入れ方は摺り込み紋が主流です。まず、『着物染み抜き専科』で丸に抱柊(マルニダキヒイラギ)を五つ入れてから、仕立てに掛りました。お子様の着丈、裄丈を測り、それに合わせて、肩揚げ、腰揚げをします。
肩揚げをする方法はお子様が着難くない様に裄を調整し、多い分、肩山でつまみます。腰揚げは着丈を調整する為に腰の部分で縫い上げますが、肩揚げも、腰揚げも着物全体のバランスの良い位置にしながら、家紋も肩揚げで隠れない様に気を付けながら、揚げをしています。 お子様の着丈より、袖が長い場合は袖も揚げる場合があります。袴をされる場合は、着丈は通常より短めにする方がお子様にとっては動き易いと思います。

←前の事例次の事例→