着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

子供用着物

男児一つ身祝い着 初着


お宮参りに着用された初着を仕立て直しました。
縮緬地に紺色が染まり、三升と福寿草の地模様が光の加減で初着全体に見え隠れします。左右両後袖、左右両後身頃には器物文様の扇面、巻物、太鼓、兜を刺繍で装飾し、初着を豪華に勇ましくし見せています。
お宮参りのあと、七五三、5歳児用の祝い着に子供の成長に合わせて、身丈も身長に合わせて腰揚げをしています。そして、裄丈寸法を合わせる為、肩に揚げをしています。胸の紋(紋名、丸に九枚笹)が揚げをしても隠れないように当然なのですが、気を使って肩揚げをしました。両袖の袖口を作り、袖の丸みも付けています。
見る見るとお子様は成長されますので、当然、ヒモの位置も変えないといけません。それも仕立て直しを致しております。注!再度、お宮参りの予定がある場合は、略式で袖丸み無しで袖口を止めるだけで着用します。

←前の事例次の事例→